お口の健康のあれやこれ

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親知らずってみんな生えてるの?親知らずのあれやこれ

親知らずくんのイメージ

「親知らず」と聞いて、

良いイメージをする方は少ないのではないでしょうか。

それはそのハズ。

親知らずは他の歯と比べてトラブルの多い歯だからです。

 

親知らずが生えてくると痛い

親知らずが虫歯になった

親知らずを抜いて顔がパンパンに腫れた

 

親知らずくんの話をする時は大抵良い話が出てこないんです(T ^ T)

 

親知らずがあると知った時の反応

歯科医院にご来院した親子。

お子様のレントゲン写真を撮影したところ、

まだ生えていない親知らずくんが写っていました。

そのことをお伝えすると、

「え、、親知らずがあるんですね。

これっていつ抜かないといけないですか?

私も以前、親知らずを抜いたことがありますが、

かなり痛かった記憶があります、、、」

そうおっしゃるお母様がたくさんいるのが事実。

 

まだ生えていない親知らずくん。

存在しているだけでこんな反応をされるんですね(´-ω-`)

 

親知らずが元々ない人もいます

まず、親知らずは必ず生えるものではありません。

最近は元々親知らずがないという方も増えています。

昔、人が進化の過程で尻尾がなくなったように、

親知らずを使わない生活習慣の中で、

親知らず自体がなくなってきたんですね🐒

 

親知らずがあっても生えてこない人もいます

ぢゃあ、親知らずがある人は必ず生えてくるの?

答えはNoです。

近年、食生活が変化し、人の顎は昔に比べて発達しなくなってきました。

つまり顎が小さいということですね。

今世間で可愛い、カッコイイと言われている方々の顎も

かなり小さくないですか⁈

今の時代はそういう骨格へと変化しているんですね。

 

そこでトラブルを起こしてしまう親知らずくん🦷

親知らずは上下左右の1番奥に位置します。

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前から8番目の歯です🦷

顎が小さくなっていることで、

この親知らずくんが生えてくるスペースが確保出来ないんです。

なので、生えたくても生えることのできない親知らずくんは、

歯茎や骨の中で埋まったまま、生えることなく一生を終えることもあります。

 

親知らずは生えてこなければ抜かなくていいの?

では、親知らずくんがいても、

生えてこなければ抜かなくてもいいの?

それは一概にYESとは言えないんですね(๑•́ω•̀) 

この親知らずくん、骨の中に埋まっていても、

どうにか生えようとして前の歯を押してみたり、

隙間から入ってきた汚れで感染してしまったり、

結果、悪さをしてしまうことがあるんです。

 

うーん、、

親知らずくん自身は悪いことをしているつもりはないのですが、

生えていないのにトラブルを起こしてしまうなんて

可哀想な立ち位置ですね。

 

親知らずは生えてきたら抜かないといけない?

骨の中で埋まったまま、

生えてこなくてもトラブルの種になる可能性のある親知らずくん🦷

そんな親知らずが生えてきたら((((;゚Д゚)))))))

絶対抜かないといけないですよね??

答えはNoです!!

やっと親知らずくんのフォローができますね笑

他の歯と同じように、

まっすぐ親知らずが生えてきた場合は抜く必要はありません。

他の歯と同じように、しっかり歯磨きをしてあげてください。

将来何かの役に立つ時が来るかもしれません。

 

ただ、お口の中で1番奥に位置しているので、

なかなか歯ブラシが届きにくく、

虫歯になりやすいのも事実です。

一旦虫歯になってしまうと、

1番奥の歯ということもあって、

歯科医院での治療クオリティも少し難しくなることも、、

そういう場合は、まっすぐ生えていたとしても

抜歯をオススメされることが多くなります。

 

まとめ

やっぱり親知らずってトラブルメーカー(๑•́ω•̀) 

そう思われる方も多いと思われますが、

親知らずくんがちゃんと生えている場合は、

しっかりケアをしてあげて下さい!!

歯科医院でのクリーニングとおうちでのホームケア

しっかりケアが行き届いていれば、

必ずしも抜かないといけないものではありません。

確かにトラブルが多いのは否定出来ませんが、

役に立つことももちろんあります。

その話はまた別の機会に(*'▽'*)