お口の健康のあれやこれ

もっともっとお口の健康に興味を持って欲しい‼︎

被せものと詰めものはご自身で選択できます!!

「詰めものにしますか?被せものにしますか?」

歯科医院で治療を受ける際、聞かれたことはありませんか?

治療前に説明はしてくれるけど、

詰めもの?被せもの?

わかるようでイマイチ違いがわからない、、、

わからないまま自分で選択するって難しいですよね。

 

似ているような治療でも、この2つには大きな違いがあります。

納得して治療を受けてもらえるように、

この違いについて簡単にお話しますね。

 

被せもの

まずは被せもの。

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私は毎日見ているものなのでなんとも思いませんが、

これって気持ち悪い写真ですかね笑

 歯科ではこのような被せものをクラウンと言います。

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このように歯の周りをぐるっと一周削って形を整え、
人工の歯をすっぽりと被せます。

 

被せものの素材には金属と白いものがあります。

昔は保険の被せものと言えば金属!

というイメージだったと思いますが、

今は保険適応範囲の改善により、

治療をする部位や条件によって保険適応内で白いものも選択できますよ。

 

詰めもの

よく間違えられるのが金属の詰めものの治療。

詰めものの治療というと、

白いものを想像される方も多いようですが、

詰めものの治療にも金属は使われることは多いです。

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このように歯が一部分でも残っていて、

一部分を金属で覆う場合、これは被せものではなくて詰めものです。

その隣の歯の白い詰めものも同じく詰めものの治療。

詰めものの素材にも金属と白いものあります。

白い詰めもの治療も条件がありますが、

自費だけではなく、保険適応内で可能なものがあります。

 

被せものと詰めものは選択できます

 虫歯治療で被せものや詰めものになる場合、

その虫歯の部位、大きさによってどちらの治療になるかが決まります。

虫歯が放置され、かなり大きくなっていて、

虫歯をきれいに取り切るとほとんどご自身の歯がなくなってしまう

この場合は残念ながら選択肢はなく、

被せものの治療になります。

 

逆に虫歯が小さくて削る部分がかなり少ない場合は、

健康な歯を削ってまで被せものにする必要がありません。

そのため、範囲の小さな白い詰めものになります。

 

この2つのパターンの場合は、患者様に

「詰めものにしますか?それとも被せものにしますか?」

という選択肢を投げかけることはありません。

状況を説明して治療を進めるのが一般的です。

 

では詰めもの、被せものの選択肢を患者様に投げかける時はどんな場合?

それは虫歯がある程度大きい

でも虫歯を全て取り切っても歯の一部分は残せそう

こういう中間的虫歯の大きさの時にお伺いします。

 

保険の白い詰めものにしますか?

自費の白い詰めものにしますか?

保険の金属の詰めものにしますか?

保険の金属の被せ物にしますか?

保険の白い被せものにしますか?

自費の白い被せものにしますか?

 

1つの治療にこれだけの選択肢があるんですよ!

もちろんその患者様のお口の状態によって

この選択肢が全てあるわけではありません。

でもこれだけの選択肢があるってご存知でしたか?

歯科医院で治療する時、

きちんとこの説明を受けて、

患者様が治療方法を選択されていますか?

意外と治療選択の説明がない医院が多いのが現実。

治療説明があっても選択肢がない、、

それはその歯科医院の方針と先生の技術によって

左右される分野だからです。

ここの部分は治療するにあたってとても重要な部分です。

 

一般的な各治療条件はまたの機会にお話させてもらいますね(*'▽'*)

なにより大切なことはお口に興味を持ってもらい、

納得してご自身の最良の治療を選択してもらうことです!

今、治療で歯科医院に通われている方がいらっしゃりましたら

治療の方針を一緒に少し考えてみてください(*'▽'*)