舌は健康のバロメーター
みなさんは自分の「舌」に注目したことはありますか?
舌が痛い
口内炎ができた
味覚が変だ
そんなトラブルが起きた時は、
自分の舌を鏡で見ることはあるかもしれないですね。
でも、普段から「舌」を見る習慣は
なかなかないかもしれません。
実は「舌」は健康のバロメーターなんですよ💡
「舌」は全身を映す鏡
一体どういうこと?
簡単に説明すると、舌の表面は粘膜に覆われています。
この舌粘膜の新陳代謝は体の中でも活発なんですよ!
舌は約3日で新しくなると言われています。
すごい早いと思いませんか?
髪の毛や肌が3日間で早変わり!
とはいきません。
これだけ早く細胞が入れ替わるので、
舌には病気のサインが現れやすいのです。
また、舌の粘膜は薄いので血液の状態もわかります。
「舌の色」は「血液の色」ってご存知でしたか?
「舌」と「体」どう繋がってるの?
舌と体本当に繋がってるの?
どことどこが繋がってるの?
舌の症状がでる部分をまとめるとこんな感じです。
【舌先】
心臓、肺、循環器系、呼吸器系、大脳皮質、鼻、皮膚など
【両脇】
肝臓、胆嚢、自律神経系、大脳辺縁系、視神経、精神系など
【中央】
【舌根(ぜっこん)】
腎臓、ホルモン内分泌系、生殖器系、泌尿器系、脳、骨、歯など
ざっくりわけるとこんな感じです。
「舌」のどの部分に注目するの?
繋がりはわかった。
が、先生はどうやってチェックするの?
舌を診るポイントは3つあります。
舌質、舌苔、舌裏です👅
舌の質とは舌の色、形、状態を診ます。
状態とは赤い点がどうなっているかや、
舌の表面がひび割れていないか?などです。
舌苔は舌に生えた苔のようなもの。
舌苔がべったりひっついている人は真っ白だったりします。
その舌苔がなくツルツルしていたり、分厚かったり、
どういうつきかたをしているのかなどを診ます。
舌の裏はご本人で見ていただいてもわかる通り、
血管が見えますよね。
その血管、静脈を診ます。
ご自身での舌の診断
さきほどお伝えした舌と体の繋がり👅
どうやって見たらわかるの?
と気になりますよね。
診断方法をお伝えしたいのですが、
正直舌には個人差があるので、
こうなっていたら心臓が悪い!とか、
こうなっていたら大脳辺縁系に異常がある!などは
一概には言えません。
申し訳ありませんm(__)m
ですが、ご自身で見てもわかりやすそうなポイントを
参考までにお伝えしますね(*⁰▿⁰*)
まずはご自身の舌の色に注目してみてください。
舌の色は白っぽい、赤っぽい、深い赤や紫色など様々なんです。
白っぽい舌とは、赤みが薄い感じ。
舌苔がべったりついて白い舌とは違います。
舌自体の色味のお話です。
この白っぽい舌は、栄養不足や疲れやすい、顔色が悪い、元気がないなどという人に見られがちです。
注意する病気は、慢性胃炎、消化器系の病気、食欲不振、下痢、狭心症、動機、うつ病など。
それに加えて、舌が大きくて腫れぼったい場合は冷えやむくみ、甲状腺機能低下の方にみられがちです。
舌がぼてっとしている感じです。
舌苔が少ない場合は貧血や自律神経失調症の方にみられやすいです。
舌を毎日磨いて舌苔がついていないのとは違いますよ。
ただやはり、元々の正常な舌というのはわかりづらいと思います。
色味も大きさも腫れぼったい状態も舌苔の状態もわからないですよね。
なので、舌の状態も診てもらえる歯科医師に診断をお願いすることをおすすめします。
まとめ
結局何もわからないぢゃないか!
そう思われる方もいらっしゃると思うのですが、
やはり診断はご自身ではなく、専門の先生にお願いしましょう。
しかし、私が言いたいのはご自身で診断してください!
ということではなく、舌にはたくさんの体の情報があるということ。
調子が悪いなあと感じて病院で診てもらうのもいいのですが、
まずは日々のご自身の舌に少し注目をしてみてください(*⁰▿⁰*)
あれ?最近色が白くなってきて体の調子が悪いなとか、
なんだか前よりぼってりしているとか、
毎日見ているご自身だからこそ、
変化に気づくこともあるということです。
その変化に気付いて、体の不調に気付いた時は、
病院で気づいたことを伝えてみてください。
そうすれば大病になる前、未病の状態で防ぐことができるかもしれません!
舌にはたくさんの情報があります!
歯磨きをする時に少し舌にも注目してみてください(*⁰▿⁰*)